コラム⑤ノベルティは“配った後”で評価する

― 捨てられる販促/残る販促の違い ―

ノベルティを検討するとき、つい気になってしまうのが
「単価はいくらか」
「見た目は安っぽくないか」
「配りやすいか」
といった“配る瞬間”の話です。

もちろんそれらも大切です。
しかし、販促として本当に成果を出すノベルティは、
配った瞬間ではなく、配った“あと”で評価すべきです。

配布当日にたくさんの人が受け取ってくれても、
その日のうちにゴミ箱に入ってしまえば、販促効果はほぼゼロです。
逆に、受け取った人が後日使い、目にし、
周囲の人にも見られるようなノベルティであれば、
広告・販促としての価値は時間とともに増していきます。

このコラムでは、ノベルティを「捨てられる販促」にしないために、
“配った後”に起きることから逆算して、残る販促品の考え方を整理します。

そもそもノベルティの成果とは何か?

販促品は「配れた=成功」ではありません。
成果の定義を言い換えると、以下のようになります。

 ・企業名・サービス名を覚えてもらえる
 ・会社の印象(安心感・信頼感)が残る
 ・次の行動(検索、問い合わせ、購入、再訪)が起きる
 ・営業・接客の会話のきっかけになる

つまり、ノベルティの真価は
“配布後に何が起きたか”でしか測れないのです。

捨てられるノベルティは「理由がない」

捨てられるノベルティには、ある共通点があります。
それは、受け取った側が「持ち帰る理由」「残す理由」を感じにくいことです。

✔ 捨てられやすいノベルティの特徴

 ・使い道が想像できない
 ・すでに似たものを持っている(差別化が弱い)
 ・かさばる、重い
 ・デザインが“企業の配り物感”だけで終わっている
 ・受け取った瞬間に価値が完了してしまう

多くの人は、展示会・イベント・店頭でもらった配布物を
その日の夜か、遅くとも数日以内に整理します。
ここで「不要」と判断されると、もう二度と復活しません。

残酷ですが、ここが現実です。

残るノベルティは「生活に入り込む」

一方で残る販促品は、企業名が主張しすぎなくても、自然と使われます。

残るノベルティの条件は、実はシンプルです。

✔ 残るノベルティの条件

 ・使うタイミングが明確(いつ使うかが想像できる)
 ・生活導線に入る(机、冷蔵庫、バッグ、車内など)
 ・「とりあえず置いておく」が成立する
 ・使っても邪魔にならない(サイズ感・清潔感)

特に強いのは、
“消耗品であること”です。

消耗品は「使うかどうか」を迷いません。
そして、使われた瞬間に企業名やロゴが目に入る可能性が生まれます。

この“生活に入り込む力”こそが、ノベルティの成果を生む根本要因です。

ノベルティは「記憶装置」になれる

販促品を配る目的は、「配布した相手に買ってもらうこと」だけではありません。

むしろ重要なのは、忘れられないことです。

人は展示会やイベントで、
1日に何十社、時には100社以上の情報に触れます。
その結果、帰宅した頃には
「似たような会社が多すぎて覚えていない」
という状態になります。

このとき、ノベルティが“記憶装置”になると強いです。

 ・冷蔵庫に入れる
 ・デスクの上に置く
 ・バッグに入っている
 ・誰かに「それ何?」と聞かれる

こうした偶然の再接触が、記憶の定着につながります。

「残る販促」はデザインで決まる部分も大きい

ノベルティは中身だけではなく、
見た目の印象も含めて販促効果が決まります。

ここで重要なのは、派手さではなく“信用されるデザイン”です。

✔ デザインで押さえるべきポイント

 ・余白があり、情報が多すぎない
 ・色数が少なく、清潔感がある
 ・ロゴや社名が読める(小さすぎない)
 ・全体が「丁寧」な印象になっている

販促品で失敗しやすいのは、
「とにかく目立たせたい」と要素を盛ってしまい、
結果として安っぽく見えるケースです。

ノベルティは“広告”でもあります。
広告は信用されなければ、効果を生みません。

“配った後”に評価するためのチェックリスト

最後に、ノベルティを選ぶときに使える
実務向けの簡易チェックリストを用意します。

✔ 配った後も残るか?(YESが多いほど強い)

 ・受け取った人が「いつ使うか」を想像できる
 ・その場で「邪魔」と感じさせないサイズ感
 ・バッグやデスク、冷蔵庫に自然に置ける
 ・企業名が“押し付け”ではなく自然に目に入る
 ・使うほどに企業を思い出す仕組みがある

この視点を入れるだけで、ノベルティの選定精度は一段上がります。

ノベルティは“配る物”ではなく“残す設計”

ノベルティは、配った瞬間の満足度が高くても、
翌日に捨てられれば販促効果は生まれません。

成果を出すノベルティの共通点は、配った後の時間の中で、
何度も接触が生まれる設計になっていることです。

 ・使われる
 ・目に入る
 ・話題になる
 ・思い出される

この積み重ねによって、ノベルティは単なる配布物ではなく
“企業の印象を残す販促資産”になります。


配布後の記憶や使用シーンまで含めて考えると、
日常で使ってもらえるアイテムは評価につながりやすくなります。
小ロットから対応できる オリジナルラベル水の制作サービス も、
実用品型ノベルティの一つとして活用されています。

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