コラム⑦ 「天然水」って結局なにが違う?~ナチュラルミネラルウォーターの話~

「天然水」「ミネラルウォーター」という言葉は、
日常的に使われている一方で、
その違いが正確に理解されていることは多くありません。
水は見た目がほぼ同じで、味の違いも劇的ではない。
だからこそ、名称の違いが何を意味しているのかは曖昧なままになりがちです。
このコラムでは、水の優劣を語るのではなく、
「どういう考え方で分類されているのか」を整理します。
「天然水」という言葉は、実はひとつではない
まず前提として、日本で販売されている飲用水は、農林水産省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」に基づいて分類されています。
ここで混乱を招きやすいのが、
「天然水」という表現が、ひとつの水種を指していないという点です。
一般に「天然水」と呼ばれるものには、次の2種類が含まれます。
・ナチュラルミネラルウォーター
・ナチュラルウォーター
つまり、「天然水」=特定の分類名ではなく、総称です。
ナチュラルミネラルウォーターとは何か
ナチュラルミネラルウォーターは、特定の水源から採水された地下水で、地中で自然にミネラル分が溶解した水を指します。
特徴は、採水後の処理が最小限であることにあります。
・沈殿
・ろ過
・加熱殺菌
のみが認められており、成分の調整や水源のブレンドは行われません。
水そのものが持つミネラルバランスを、できるだけ変えずに届ける。
それがナチュラルミネラルウォーターです。
ナチュラルウォーターとの違い
ナチュラルウォーターも、特定の水源から採水された地下水で、
処理工程はナチュラルミネラルウォーターと同じです。
両者の違いは、
地中でミネラル分が溶解しているかどうかにあります。
・地中で自然にミネラル分が溶け込んでいる
→ ナチュラルミネラルウォーター
・ミネラル成分の溶解が極めて少ない
→ ナチュラルウォーター
どちらも自然に近い水ですが、より「大地の成分」を含んでいるのが
ナチュラルミネラルウォーターだといえます。
ミネラルウォーターは「調整された水」
一方で、「ミネラルウォーター」と表記されている水は、考え方が少し異なります。
ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターを原水としながら、
・ミネラル成分の調整
・複数水源のブレンド
・オゾン殺菌などの処理
が行われているものを含みます。
これは品質や味を安定させることを目的とした処理です。
毎回同じ飲み心地を求める場合や、クセのなさを重視する用途では、
ミネラルウォーターが適しているケースもあります。
ボトルドウォーターという分類
なお、これら以外の処理が行われている飲用水は、
「ボトルドウォーター」と呼ばれます。
・純水
・RO水
・水道水を原水とした飲用水
などがこれに含まれます。
水の違いを分けているのは「処理工程の考え方」
ここまでを整理すると、水の分類を分けている本質は次の一点に集約されます。
『採水後に、どこまで人の手を加えているか』
・自然の成分を活かす → ナチュラルミネラルウォーター
・成分を整えて安定させる → ミネラルウォーター
どちらが優れている、という話ではありません。
用途と価値観の違いです。
私たちが提供している水について
私たちが提供している「広告名水」で使用している水は、
ナチュラルミネラルウォーターに分類されます。
特定の採水地の地下水を原水とし、
沈殿・ろ過・加熱殺菌のみで処理された、
自然由来のミネラルバランスを持つ水です。
強い個性を主張する水ではありませんが、
水そのものの性格が、そのまま残っていることが特徴です。
水の違いは「味」よりも「考え方」
水の違いは、飲んだ瞬間に誰もが分かるほど明確ではありません。
むしろ違いが出るのは、
・どのように作られているか
・どこまで人が関与しているか
・何を価値としているか
といった、考え方の部分です。
ナチュラルミネラルウォーターは、自然の成分をそのまま届ける水。
ミネラルウォーターは、安定性を重視して整えられた水。
どちらを選ぶかは、「どんな水が良いか」ではなく、
「どんな考え方に共感するか」で決まるのかもしれません。
配布用ドリンクであっても中身への安心感は印象を左右します。
天然水を使用した オリジナルラベル水の制作 についてもご紹介しています。